ヘアサロンへ行ってしばらく経つと、いつの間にか髪が明るくなっていた!という経験はないでしょうか。「あんなに綺麗な色だったのに、、こんなに明るくなっている!」とビックリしたことがある方もいることでしょう。髪色が退色してまう原因として、キューティクルのダメージが挙げられます。ヘアサロンで綺麗になった髪色を長期間キープするべく、日常に潜む退色の原因を把握して、対策を行いましょう!
毛髪表面に存在するキューティクルへのダメージがカラーの退色を引き起こす一つの大きなポイントと考えられます。
毛髪表面を覆い、外部刺激から内部の栄養・水分を保護する役割を果たしているキューティクル細胞がダメージを受けると、毛髪内部の栄養・水分が流れ出てしまいます。髪の色は、キューティクルの近くに分布するメラニン色素によって決まるため、キューティクルのダメージに伴って、メラニン色素の量が少なくなると、髪色も薄くなってしまうというわけ。できるだけキューティクルにダメージを与えないことが、髪色を維持するポイントなのです!
「キューティクルにダメージを与えないように」と言われても具体的にイメージがつきにくい!ということで、日常生活にはどんなダメージが潜んでいるかを見てみましょう。
毎日のお出かけ前に髪をセットする際に、コテやアイロンなどのアイテムを使用している方も多いでしょう。直接髪の毛に熱を加えるため、どうしてもキューティクルへのダメージは発生してしまいます。ダメージを最小限に抑えるポイントは、温度と使用するタイミングです。髪は160度以上で痛み始めると言われているため、温度設定は意識して行いましょう。また、キューティクルは濡れると開くという性質があるため、濡れた状態でコテやアイロンを使用することは厳禁です!
紫外線は、キューティクルを破壊、剥がすなど悪影響を与えると言われています。髪の毛は身体の中で最も上にあり、紫外線を浴びやすい部分。肌と同じように紫外線対策が必要なのです!帽子や日傘でシャットアウトすることが最善策ではありますが、最近増えている髪の毛にも使用できる日焼け止めスプレーを活用すれば紫外線から髪を守ることができます。
夜寝ている間にもキューティクルはダメージを受けているという事実をご存知の方はどのくらいいるでしょう。「まさか!」という印象ですが、実は寝ている間にも寝具による摩擦がキューティクルにダメージを与えているのです。前述の通り、キューティクルは濡れると開くという性質を持っており、濡れている間は最も痛みやすいため、就寝前は必ず髪を乾かして寝るようにしましょう。乾かさず濡れたまま寝てしまうと、ただでさえ痛みやすい状態のキューティクルにダメージを与え続けてしまうというわけ。そんな愚行は避けなくてはなりません!寝る前には必ず髪を乾かして!
キューティクルが痛む原因を知れたことで、日常生活を送る上での意識がきっと変わるはず!サロン帰りの美しい髪色維持に繋げましょう!
日々の習慣から綺麗は生まれます。キューティクルを守るという意識を自分の中に持つことが、サロン帰りの髪色持続につながるのです。ヘアサロンで染めた綺麗なカラーを長く維持するために、今日から早速キューティクルにダメージを与えないように意識をしながら生活をしていきましょう!