どんな自分に生まれ変わりたいですか?どんな風に周りから思われたいですか?もし、それがわからない時はどんな風に褒められると嬉しいか考えると、なりたい自分を見つけることができます。「かっこいい」「可愛い」「大人っぽい」「色っぽい」など、言葉で褒められると嬉しいのか一度考えてみると良いかもしれません。
顔の周りを覆う髪は第一印象を大きく左右するというのは、以前にもお話したと思います。髪は顔とほぼ同じ。そのスタイルだけで、人となりを想像させてしまうほど印象に大きく関わっています。
皆さん一度は漫画に触れたことがあると思います。漫画家さんによりますが、漫画の登場人物って、髪型が一緒だとどの登場人物も同じに見えてしまうことってありませんか?これ、髪型がその人を誰か判断する要素になっているということです。
また、ヘアスタイルからそのキャラクターが何となくわかることもあります。マドンナ系美女ならウェーブがかったロングヘアが定番だし、元気系のおてんばキャラならショートカットなど、ヘアスタイルで性格は表現できるのです。
最近ですが、妻が若年性アルツハイマーという病になってしまうドラマがテレビで放送されていました。この妻の性格はそもそもとても活発で頭の良い人物で設定されていたため、病にかかる前の妻のヘアスタイルはレイヤーが入ったショートカットでしたが、物語が進むにつれ、病気が進み妻が弱ってくると、ヘアスタイルはレイヤーが少ないミディアムヘアへと変化しました。
女優さんの演技にヘアスタイルの演出も相まって、病のせいで性格がまるで変わってしまったことが表現されていました。
ヘアスタイルには印象を左右する大きな効果があるという一例です。
さて、あなたはどう褒められたいでしょうか。大人っぽくて羨ましい?上品で落ち着いている?いつも元気そうで見ていて気分がいい?褒められたいイメージに合わせて、ヘアスタイルをチェンジしてみませんか。
これは、大人と子どもの体型に由来しますが、大人っぽく見せたいならばヘアスタイルのシルエット全体を縦長の楕円になるように、可愛く見せたいならシルエットを丸に近づけることで、イメージが変わります。
大人と子どもの全身のシルエットを想像してみてください。大人は縦長でスラリとしていますが、子どものシルエットはどこか丸みを帯びています。このイメージをヘアに投影させると、大人っぽさと可愛さを表現することができます。
「かっこいい」や「きれいめ」なら直線、「甘さ」や「優しさ」を表現したいなら曲線を取り入れるとイメージ通りの褒め言葉をかけて貰いやすくなります。
毛先にぱつんとカットラインが出るほどかっこよく、きりっとした印象に、毛先がカールして曲がるほど優しい印象に見せることができます。
前髪をぱっつんにすると少女のように、斜めだと女らしく、長いと色っぽく、フェミニンなイメージを植え付けることができます。特にリップラインより長く伸ばした髪はかきあげる仕草が色っぽくセクシーに映ることも。
前髪を決めるのに悩む女性は多いですが、そんなとき女性としてどう褒められると嬉しいのか考えながら前髪のデザインを考えるのもおもしろいですね。
髪の先端のボリュームで、その人の落ち着きや活発さを表現することもできます。レイヤー(段)を入れるカットは毛先が動く度に揺れる分、活発な印象に見えますし、レイヤーが少ない髪はゆったりと揺れるので、落ち着きのある上品なイメージになります。
引っ込み思案で活発な印象をつけたい!という方はレイヤー多め、逆にそれを活かして落ち着きのある清楚系を目指したいなら、レイヤーが少ないヘアスタイルにすると良いかもしれません。
外国人セレブ風のカジュアルさを求めるならアッシュやマットなど寒色系を、上品な印象を与えるならブラウンなど暖色系のカラーを選ぶのがポイント。日本人の髪は元々赤味が強く寒色の要素が含まれていないため、寒色を取り入れるだけで外国人風に見せることができます。それとは逆に暖色は艶やかに見えやすい色であり、かつ日本人にとって馴染みのあるカラーなので、違和感のない上品な印象にせてくれます。
自分らしさって何なのか?まずは褒められたい自分に近づいてみると見えてくるかもしれません。冒頭でもお伝えしましたが、自分がどう見られたいか?褒められたいか?「キーワード」を出して、新しい自分らしさを見つけてください。
褒められると女性はキレイになるって知っていましたか?褒められると脳がドーパミンというホルモンを分泌させるように指令を出します。ドーパミンは快楽ホルモンと呼ばれています。
脳はまたこの快楽ホルモンを欲しようとしますから、体全体がキレイになろうとプラスの脳回路になるので、もっと褒められるためにポジティブに美容に向き合えるようになったり、新陳代謝が促されるという研究結果も出ているそうです。