「髪は女の命」という言葉もあるように、髪は女性にとって大切なもの。髪に対して抱く悩みはひとそれぞれですが、誰でも自分の髪にはじめて白髪を発見した時の衝撃は大きいはず。まだ白髪を意識するような年齢ではないと安心している方も、実は白髪予備軍かも!?
現代女性に白髪が増えている!?
近年、白髪に悩む20〜30代の女性が増加していると言われているのをご存知でしょうか。
白髪は誰にでも生えるもの?
白髪といえば高齢者の方に生えているイメージですが、白髪が生える原因は年齢だけではありません。遺伝の場合もありますが、誰にでも生えてくる可能性があるものなのです。なんと10代で白髪に悩んでいるケースもあるとか。一昔前は、白髪染めをしなくてはならないほど白髪に悩む若者はごくわずかだったと言われています。近年増加している若者の白髪は、遺伝以外の要因が大きいようです。
なぜ白髪はできるの?
初めて白髪を見つけた時の憂鬱感といったら、鏡を見るのもいやになってしまうほど。そんな白髪、そもそもなぜ出来てしまうのでしょうか。ここでは白髪が生えてしまう理由を解説します。
白髪ができるまでのサイクル?
髪の色はメラニンと呼ばれる褐色の色素の配合量によって決まります。メラニン色素が足りなくなると髪が白髪になってしまうのです。メラニン色素不足が引き起こされると言われている原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
原因その1:加齢
もちろん加齢は白髪の大きな原因の一つ。白髪が生える年齢は、遺伝や体質などにもよるので個人差はありますが、日本女性に白髪が生えてくる平均年齢は30代後半だと言われています。それくらいの年齢になると、「メラニン色素」を生み出す細胞や酵素の働きが悪くなり、白髪が生まれてしまうのです。
原因その2:ストレス
ストレスなどにより自律神経が乱れると、血流が悪くなるために、頭皮と髪の毛に必要な栄養が十分に行き渡らなくなります。これにより、髪に本来含まれるはずのメラニンの生成が困難になり、白髪の原因に。ストレス状態が長く続くことは頭皮と髪の毛にとっても悪影響なのです。
原因その3:栄養不足
食生活の乱れも原因の1つです。髪に限ったことではありませんが、正しい食生活こそ健康と美容の第一歩。偏った食事は毛母細胞や色素細胞に必要な栄養素の不足を招きます。過度なダイエットなど、女性ホルモンが乱れるような行為も白髪の原因に。美しさに栄養不足は大敵なのです。
白髪との付き合い方
発見した時の衝撃が大きい白髪。白髪が生えないための予防策、生えてきた後の対処法を見てみましょう。
生えないための予防策
ストレスを溜めないように過ごす事、そして規則正しい生活とバランスの良い食生活を送ることが大前提。メラニン色素を作り出すのに必要な栄養素は次のような食品に含まれているので、積極的に摂取することが白髪予防にもつながります。海藻類(ひじき、昆布、わかめ、海苔など)、魚介類(イワシ、カツオ、サバ、ちりめんじゃこなど)、乳製品(チーズなど)、果物(りんご、バナナ、アボカドなど)、豆類(豆腐、納豆、アーモンドなど)。
発見した時の対処法?
髪の中に1本や2本見つけると、つい抜きたくなってしまう白髪。しかし抜くのはNG!引っ張ることで毛根にダメージを与え、その後その毛穴から生えてくる別の毛にも影響が出てしまう可能性があるのです。そんな時は根元から切りましょう!抜くと切るでは大差がないようにも思えますが、毛根にダメージを与えることなく白髪を無くすことができるのです。また、白髪がだいぶ目立つようになってきたら、白髪が目立たないよう、明るめにカラーリングをするのも手。全体を明るくすることで、根元から白髪が伸びてきても目立ちにくいというメリットが。状態によって対処しながら、白髪とうまく付き合っていきましょう。